こんにちは、ヱビス(@Evisu0414)です。
CentOS環境にGit経由で、Webコンテンツをアップロードできる環境を構築する方法をご紹介します。
目次
目的
旧来型のFTP経由でファイルアップロードする方法だと、ファイルのアップロード漏れや先祖返りといったヒューマンエラーによるトラブルの懸念が常に付きまとっていました。
Git経由でアップすることで、ファイルアップロードを原因とするヒューマンエラーを少なくするだけでなく、アップロードコストを下げればと思います。
検証環境
- CentOS: 7.9.2009
Gitをインストールしよう
まずは、Gitをインストールします。
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# yum -y install git |
デプロイディレクトリ作成しよう
デプロイディレクトリは、Gitの設定ファイル(.git)を保存するディレクトリになります。
また、デプロイディレクトリ直下に、Gitで管理しているリポジトリをダウンロードするので、Webサバーのドキュメントルートにならないことに注意してください。
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$ mkdir /var/www/html/[デプロイディレクト名] |
これで、デプロイディレクトリの用意が整いました。
リポジトリを新規作成する
作成したデプロイディレクトリ内に、Gitのリポジトリを管理するディレクトリを作成します。
Gitコマンドで、簡単に作成が可能です。
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# git init |
コマンドを実行すると下記のように、「.git」ディレクトリが作成されます。
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# ls -la drwxrwxrwx. 3 root root 18 1月 13 08:43 . drwxrwxrwx. 6 root root 111 1月 13 08:43 .. drwxr-xr-x. 7 root root 119 1月 13 08:46 .git |
Gitからcloneを読み込む
Git上に作成したリポジトリをクローン(ダウンロード)します。
公開リポジトリの場合
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# git clone -b [ブランチ名] [GitのURL] |
非公開リポジトリの場合
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# git clone -b [ブランチ名] https://[アカウントID]:[パスワード]@[GitのURL] |
【ブランチ名】
Git内で作成されている「ブランチ名」を指定します。
Githubでリポジトリを新規で作成すると「main」というブランチが初期で用意されています。
もちろん、すでに複数のブランチを作成している場合は、サーバーで展開したいブランチ名を指定します。
【アカウントID&パスワード】
非公開(プライベート)リポジトリの場合は、アクセスもとが外部なので、直接アクセスができません。
そのため、リポジトリにアクセスするために、ログイン情報をURLに設定することで、非公開リポジトリの内容をクローンすることができます。
更新のたびにPullしよう
最後に、該当のブランチ内容をコミットして、サーバーに反映するたびに、Pullして更新します。
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# git pull |
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