MacにComposerをインストールする方法(解説付き)

こんには、ヱビス(@evisu0414)です。

今日は、Mac環境にComposer(コンポーザー)をインストールする方法をご紹介します。

Composerとは

Composerとは、PHPのパッケージを管理するシステムです。

ライブラリの管理が楽になる

Composerが無い環境だと、必要なライブラリを公式サイトにアクセスして、zipファイルをダウンロードしてインストールするという手段をとらないといけません。

この場合の問題点として、ダウンロードしたライブラリのバージョンがいくつのものなのかを管理するのが大変になるという点です。

1人で開発する分には、あまり気にしなくても良いのかもしれませんが、複数人で開発を行う時にはライブラリを統一して開発を進めていく、必要があります。

そのときに、ライブラリのバージョンをExcelなどで管理して伝えるというのは非常に手間があり、バージョン情報の更新が滞るなどのヒューマンエラーが発生する可能性があります。

Composerを利用することで、統一のバージョンでライブラリを利用できるのと、バージョン情報を外部ファイルで管理する必要がないので、非常になります。

インストールも楽になる

Composerは、バージョン管理だけでなくインストールも楽になります。

Composerは、バージョンを指定してダウンロード&インストールまでを行ってくれるため、コマンド1つでダウンロードからインストールまでをノンストップで行うことができます。

また、利用したいライブラリが公式のどこでダウンロードできるのかを探すのも大変です。

Composerを利用することでライブラリがどこにあるのかを気にすることが必要でないのは、大きな利点です。

依存関係の管理も楽になる

ライブラリによっては、1つのライブラリでは利用ができないものがあります。

Composerは、バージョン管理と同時に依存関係も管理してくれます。

これにより、必要なライブラリも一緒にダウンロード&インストールを行ってくれます。

主要PHPフレームワークで利用が必須

LaravelやSymfony2など、主要なPHPフレームワークで、Composerでのライブラリ管理を推奨しています。

私の使っているSilex(Symfony2系マイクロフレームワーク)でも、Composerでのインストールで解説がされています。

インストール環境

今回は、下記の環境でインストールをします。

PHP 5.5.38
Mac OS 10.11.6(EI Capitan)

「curl コマンド」でComposerをインストール

MacにComposerをインストールする時に利用するのが「curl コマンド」です。

「curl コマンド」を使う理由

Linuxなどであれば「wget コマンド」がインストール済みなので、「wget コマンド」を利用します。

ですが、Macには「wget」が標準ではインストールされていないので利用することができません。
※「wget」をインストールして使えるようにするという方法もあります。

その代わりとしてMacに標準で入っているのが「curl コマンド」です。

できることは「wget コマンド」と同じなので代用として利用できます。

Composerをインストール

Macの「ターミナル」で下記のコマンドを実行します。
※ダウンロードするディレクトリ(フォルダ)は、「管理者権限」が不要なところこであればどこでも大丈夫です。

$ curl -sS https://getcomposer.org/installer | php

実行したコマンドの解説(1)

「curl コマンド」の「-sS」オプションを、解説します。

「-sS」は「-s オプション」と「-S オプション」の2つを1つにして指定しています。

「-s オプション」

ダウンロードの進捗とエラーメッセージを表示しないオプションです。
「-S」オプションと一緒に指定しないと、エラーメッセージまで表示されなくなります。

「-S オプション」

エラーメッセージを表示するオプションです。
「-s」オプションと一緒に指定することで、効果をだすことができます。

「-sS オプション」の効果

2つのオプションを併用することで、ダウンロードの進捗状況は表示させないが、エラーがあればメッセージを表示するという指定になります。

実行したコマンドの解説(2)

「|(パイプ) php」の解説をします。

これは、ダウンロードした「installer ファイル」をPHPコマンドで実行するという指定になります。

「https://getcomposer.org/installer」でダウンロードしたファイルは、PHPの実行ファイルのためダウンロードから引き続きPHPを実行するという流れをまとめることができます。

注意

「curl -sS https://getcomposer.org/installer」だけを実行すると、ファイルのダウンロードではなく、ターミナルに標準出力(ターミナルに直接表示される)扱いになります。

実態が必要な場合は「-o(小文字のオー)ファイル名 」として、保存して利用します。

実行結果

無事にComposerのインストールが終わると下記のようなメッセージが表示されます。

All settings correct for using Composer
Downloading...

Composer (version 1.5.1) successfully installed to: /[インストール先ディレクトリパス]/composer.phar
Use it: php composer.phar

パーミッションエラーがでたときの対処法

実行場所や環境によっては、パーミッションエラーが発生する場合があります。

その場合は、下記のように「sudo コマンド」を追加して実行してください。

$ curl -sS https://getcomposer.org/installer | sudo php

Composerのパスを通す

インストールが完了すると「composer.phar」というファイルが作成されています。

これが「Composer」の本体になります。

このままでは「composer コマンド」を利用することができません。

「composer コマンド」を利用するために、パスを通しましょう。

「composer」は下記のコマンドで、パスを通すことができます。

$ mv composer.phar /usr/local/bin/composer

「mv コマンド」を利用した時にパーミッションエラーが発生した場合は、「sudo コマンド」を付けて再度実行してみましょう。

$ sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer

ターミナルの再起動

ターミナルを再起動させることで、「composer コマンド」が利用できるようになります。

Composerの確認

下記のコマンドを実行して、「Composer」のパスが通っているかを確認しましょう。

$ composer -V
Composer version 1.5.1 2017-08-09 16:07:22

バージョン情報が表示されれば、正常にインストール&パスが通っていることを確認できます。

まとめ

PHPのフレームワークを使用した開発では、Composerは必須であり、使う内にその便利さから離れられなくなります。

特に生PHPを書くときなどはComposerのありがたみが身にしみますw

是非、簡単にComposerを利用してPHPの開発を効率よくしていきましょう。